ソニック・アーキテクトは音の総合建築家です。
音は音楽やノイズだけではありません。そしてこの地球上に無音の場所はありません。周波数とヒトのすべての「感情」「記憶」「行動」は切り離せません。ソニック・アーキテクトは、音楽家や遮音性能など、その分野のみの専門家でなく、音と心理学、演奏や音表現の分析、音楽理論、認知心理学、行動分析、臨床、BGN(Background Noise:バックグラウンドノイズ)のコントロールと設計、周波数、デシベル、ノイズの解析、医療・工学・商業との横断的基礎研究、統計学などの知識を駆使して、「音やサウンド」=周波数の表現を活用し、ヒトの「感情」を引き出し、動かし、「記憶」を呼び起こし、「行動」を喚起します。
ソニック・アーキテクトは科学者です。音声コンテンツや空間に存在する音を科学的・総合的に診断+分析+ソリューション提案します。
音の科学的分析における米国での基礎研究とその歩み
米国ロバート・アブラムソン博士音表現研究室について
ロバート M. アブラムソン博士(1928-2008)により米国ジュリアード音楽院内に設立。アブラムソン博士は同学名誉教授としてピアノ・演奏表現・ダンス・演劇・オペラの各科で教鞭を執る傍ら、音表現学者・科学者・教育者・ピアニスト・指揮者・作曲家・作家・ビデオクリエーターとして米国を拠点に欧州・アジアなどで生涯にわたり音表現に関する研究に従事。また、同楽院内にマンハッタンダルクローズインスティテュートを創設。音楽表現(エミール・ジャック・ダルクローズ理論)の第一人者としても知られる。著書に「知覚と認知のための音」、「21世紀の音教育」、「リズムゲームIとII」、「第二言語としての音楽を教える」、「Eurthymics」等。
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1970年代
以前ロバート・アブラムソン博士音表現研究室設立以前は「音の表現」の研究テーマは、「音楽家が素晴らしい演奏をするためには、どのように表現すべきか」という演奏家のための芸術表現論に限定されていた。
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1980-90年代
黎明期博士は研究対象を音楽の域から発展させ、「空間に発された音楽、音声、音、響きを周波数単位で解析し、それらが聞き手である人間の感情・心理・身体にどのように影響するか」について先駆的な実験・研究を開始し、「音というものそのもの」による人間の心理・行動影響、認知行動、性質分析の発展に貢献。
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2000年代初期
成長期引き続き同研究室は心理学・行動分析学・医療・工学など様々な専門機関との横断的研究も積極的に行い、音が人間に及ぼす影響について膨大な実験データを収集・分析し、科学的研究を継続。
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2010年代以降
発展期これまでの基礎研究に基づき米国では2010年代より派生研究が急速に発展。サウンドスケープ、ソニック・マーケティング、サウンドプライミング、クロスモーダル、良質ノイズなどが企業の収益向上や人々の健康増進に有効活用されている。同研究室は米国において音表現に関し企業や官公庁から最も信頼される基礎研究機関の一つとなっている。
私たちについて
「音」を科学的に分析・活用する日本で唯一の総合研究所として、より良い環境づくりと欧米の先進事例のご紹介とともに新たな価値創造をご提案します。
ミテイラー千穂 音楽芸術博士
タクト株式会社
代表取締役社長
ジュリアード音楽院修了、現在米国ロバート・アブラムソン博士音表現研究室
エグゼクティブ・ディレクター。
専門領域・研究内容:音表現、音と心理学、音による行動分析、ピアノ、演奏表現(ピアノ、声楽)、コラボレイト奏法(ピアノ、声楽)、楽曲演奏分析、ショパン楽曲ファクシミリ演奏分析
所属学会:アメリカ音響学会、アメリカ心理学会、アメリカ行動分析学会、Autism
Society of America(ASA)、National Association of Teachers of
Singing(NATS)、Music Teachers National Association(MTNA)
受賞:Honorary Award of The Musicologist 2014
学会発表・論文:2011年5月・2014年MTNA年次学会基調講演発表、2013年10月ASAサウンドと感情指数相関発表
講演:海外 2011年5月・12月MET Guild、2013年11月MET
Council、2014年1月ABAI、2014年3月MTNA、2016年2月台北、2016年シカゴMTNA、ニューオリンズASA、12月MET
Guild、2017年2月ASA、2018年3月ASA、12月APAニューヨーク ほか
日本 東京(19世紀サウンド)、東京(小宮コンサルタンツ新潮流セミナー:表現でつかむあらたなビジネス戦略)、東京・大阪(小宮コンサルタンツ新春経営未来セミナー)
ほか
特別講義:ジュリアード音楽院夏季講習(R.アブラムソン博士アシスタント)、ニューヨーク大学(演奏表現、サウンドと感情、サウンドと行動マーケティング)、ニューヨーク市立ハンター大学(サウンドと感情、表現)
ほか
メディア出演:J-WAVE「MEET
UP(耳から始めるブランディング「オーディオコンテンツの可能性」)、フジテレビ「明石家さんまのホンマでっか!?TV」、J-WAVE「Tokyo
Morning Radio」、Tokyo FM「サステナ*デイズ」 ほか
著書:『サウンドパワー
わたしたちは、いつのまにか「音」に誘導されている!?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン社)、同タイトル中国語版(城邦文化社創意市集出版社)、同タイトル韓国語版(THE
FOREST BOOK PUBLISHING Co.)
企業、官公庁との共同研究等:米国老舗有名百貨店の大型旗艦店舗でのクリスマス商戦広告、店舗設計(音による購買導線、防災導線)、街頭パレード等のソニックマーケティングにおける総合的な購買誘導設計。街頭や店舗などにおいての音による危険行動回避、適切な避難誘導導線設計。音による生産性を高めるトレーニングプログラムの作成。オフィスの音環境設計(生産性向上、メンタルヘルス対策)。アパレルブランドのソニック・ブランディング(店舗設計、ファッションショー)。
米国公的機関へ音表現分析官として出向し、交渉やスピーチ等の音に関わる分析及びアドバイザー任務を実施。
TACTのミッション
ソニック・アーキテクトのパーパス、ヴィジョン、ミッション
- 事業所名
- タクト株式会社 / TACT Corporation
- 代表取締役
- ミテイラー千穂
- 設立
- 1996年1月
- 所在地
- 〒106-0031 東京都 港区 西麻布1丁目4番31号
- 事業内容
- 音の研究、開発、分析、コンサルタント